やんちゃな子犬は基本的に、トレーニングやしつけがあまり好きではありません。
だからといって、やんちゃな犬にしつけをしないとやんちゃぶりにさらに拍車がかかります。
メグ
でもやんちゃな犬って結構しつけが難しいよね。
だって言うこと聞いてくれないし…。
シロ
そこで本記事では「やんちゃな犬をしつけ、自慢の愛犬にするための方法」を解説していきます。
概要
子犬をトレーニング好きに育てよう
やんちゃな子犬にこちらの言うことを聞いてもらうには、まずはトレーニング好きになってもらなければ話になりません。
やんちゃな子犬はトレーニングがあまり好きではないので、まずは「トレーニングは楽しいものだと紐付けさせる必要」があります。
メグ
どうやってトレーニングは楽しいものだと教えるの?
それができたら苦労しないんだけど…。
シロ
しつけは楽しいもの!「トレーニングは短くこまかく」
子犬がトレーニングに集中できる時間はごくわずか。
しっかりとしつけしようと意気込んで、しつけの時間がついつい長くなってしまうと、子犬は飽きてしまいます。
飽きてしまうとそこからが大変。
「トレーニングはつまらないものだと覚えてしまう」ので、この先しつけをしていくのが難しくなってしまいます。
なので、子犬にトレーニングは楽しいものだと思ってもらえるように、1回のトレーニングは1~2分で終わらせるようにします。
短いトレーニングを1日数回繰り返すようにすると、子犬は退屈しません。
それどころか、飼い主と遊んでいると思いながらトレーニングを行うことができるのです。
短いトレーニングをする意味は、退屈をさせないということもありますが、楽しいと思っているうちに辞めるところもポイントです。
意欲があるうちにトレーニングを止めることで犬も「次も早くやりたい」と思えるようになるからです。
さらに「またトレーニングをしたい」と思わせるようにするには、トレーニングの前にドッグフードを数粒あげると良いでしょう。
そうすることによって、トレーニングに対して嫌悪感を抱かず、楽しいものだと思わせるようにすることができます。
コマンドを覚えさせて犬との絆を深めよう!
上記で説明したように、飽きさせないトレーニング方法を実践したとしても、そもそも家族との関係づくりができていなければ何の意味もありません。
トレーニングを効果的に行うためには、まずは家族との絆を深めておく必要があります。
メグ
シロ
絆を深めるコマンド
子犬を飼い始め、あなたの家に慣れていきたら、まずはコマンドの中で比較的簡単であるおすわりや、まてを教え始めます。
その時に完全に覚えさせる必要はありません。
教え始めるという工程が大切なのです。
もちろんコマンドを教える時も、短い時間で教えてあげてください。
特に子犬の時期は好奇心が旺盛なので、コマンドの飲み込みが非常に速い傾向にあります。
そこまで長く教える必要はなく、短くこまかくでOK。
子犬の頃に上手にしつけるポイントは飽きさせない事と、好奇心を上手に利用するとスムーズにコマンドを覚えさせることができます。
ご褒美を使ってあげるとさらにしつけの効果は上がります。
このようにトレーニングの意欲を持たせることで、子犬は家族が指示したことに答えようとします。
そして家族の意図を汲み取ることができたとき、子犬は非常に嬉しい気持ちになるのです。
それは子犬といっても家族が喜んでいる姿を見るのは非常に嬉しいからです。
トレーニングを成功させるポイント6つ
1.優しい口調で
トレーニングをする際はついつい強い口調になってしまいがちですが、優しい口調で教えてあげるよう心がけましょう。
子犬といえど、発音の強さで飼い主の気分を伺う事はできます。
コマンドを教える際は優しい口調を心がけましょう。
2.1つの行動に対して1つのコマンドを
例えば、ご飯をあげるときに「待て」と「お座り」を同時にさせないと言うことです。
- 待ては待て。
- お座りはお座り。
と分けてコマンドを教えてあげると、非常にスムーズにコマンドを覚えることができます。
3.コマンドは連発しない
人間も同じことを、何回も何回も言われると腹が立ちますよね。
子犬だってそう。
こちらが指示したことが、まだできないと言う事は、子犬はまだそのコマンドを覚えるのことができていないのです。
「子犬はすぐにはできない」と割り切って根気よく教えていきましょう。
コマンドは連呼しないと言うことを心がけてくださいね。
4.飼い主の機嫌が悪い時にトレーニングを行わない
子犬の機嫌が悪い時はトレーニングを行わないというのは大前提として、、飼い主の機嫌が悪い時もトレーニングを行う事は控えた方が良いでしょう。
子犬は、すぐにこちらが言ったことをできるわけではありません。
そんな時に飼い主の機嫌が悪ければ、すぐに腹を立ててしまい、子犬にあたり散らしてしまうかもしれないからです。
人間ですから、虫の居所が悪い日だってあります。
そのような事態を避けるためにも、飼い主の機嫌が悪い時にトレーニングは行わないようにしましょう。
5.トレーニングが1回でも成功したら笑顔で褒める
これは当たり前のことですね。
飼い主が笑顔で話しかけてくれると、子犬は楽しいと感じます。
その「楽しいと思う気持ち」こそ意欲となり、コマンドを早く覚える潤滑剤となるのです。
6.レベルアップは少しずつ
初歩的なコマンドである、お座りまでができたからといって、いきなりレベルの高いコマンドを覚えさせようとするのはやめましょう。
ステップアップは少しずつと言う事を覚えておいてくださいね。
なぜ犬はこちらの言うことを理解できないのか?について知っておくと、トレーニングを成功させる確率もグンと上がりますよ。
関連記事>>>上手なしつけの伝え方4か条!犬がいうことを聞かない方へ
賢くなったはずなのにやんちゃ逆戻り!これって反抗期?
やんちゃな子犬にしつけを教え始めて約半年、ようやくこちらの指示したことをできるようになってきた。
そんな矢先、急に今までできていたことが急にできなくなることがあります。
などなど悩みは様々です。
メグ
シロ
それは人間と同じように子犬も心が成長してきている証拠。
いわゆる反抗期ですね。
ハピ
シロ
あなたはやんちゃというよりも、自己主張が強いタイプかもしれませんね。
やんちゃと自己主張は、少しニュアンスが違うので以下の記事を参考にしてみてください。
ここで注意してもらいたいのは、今までできていたことができなくなったからといって、甘やかす必要はありません。
さらには言うことを聞かないからといって、厳しくする必要もないのです。
飼い主として子犬が反抗期を迎えた時にやるべき事は、今までと変わらないトレーニングをすること。
この時に重要な事は、反抗期で子犬が言うことを聞かないからと言って叱るのだけはやめましょう。
メグ
なんで叱っちゃいけないの?
言うことを聞かなくて、反抗的な態度だったら普通怒るよね?
シロ
この時に飼い主が頭ごなしに叱ってしまうと、ひねくれた性格の犬に成長してしまいます。
反抗期にこちらの言うことができないからといって叱って終わるのではなく、褒めて終わるようにしてください。
もちろん反抗期だから絶対に叱ってはいけないというわけではありません。
叱っていけない場面は、「今までできていたことができなくなったことに対して」です。
悪いことは悪いと教えてあげなければなりませんよ。
反抗期でなくても、ほとんどの犬はいたずらをしてしまうもの。
「しつけはうまくいっているのに、なぜこんなにいたずらするのだろう。」
このように悩む時が来るかもしれません。
そんな時にはこちらの記事を参考にしてください。
安心してください。
反抗期はいずれ終わります。
反抗期だからこそ褒めて伸ばそうとした犬ほど、成犬になったときには自慢の愛犬になっているはずですから!
ヤンチャな性格を変えるより、ヤンチャとうまく付き合っていくという選択肢
上記で説明したものは、あくまで基本的な子犬の頃のトレーニング方法。
犬にも個性がありますので、あなたの犬は生まれつきやんちゃな性格かもしれません。
もし、あなたの犬がヤンチャという個性を生まれつき持っているのであれば、2つの選択肢があります。
- 落ち着いた成犬に変えていく
- やんちゃな個性を生かして付き合っていく
このような選択肢があるのです。
もちろんヤンチャであることが全て悪い事ではありません。
やんちゃなタイプの犬はエネルギッシュで行動的。
運動が大好きなので、その個性を生かすことで、飼い主と生き生きとした生活を送ることができます。
以下の記事では、やんちゃな犬との上手な付き合い方について解説しています。
やんちゃな個性を生かして付き合っていくという選択を取るのであれば、こちらの記事も参考にしてみてください。
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