- 自分は飼い犬になめられてる?
- 自分は家族の中で順位は格下なのかな?
犬を飼っていると時々このように思うことがあります。
犬は縦社会で生きる動物です。
ですのであなたの事も下に見ているかもしれません。
この記事では犬の格付けの見分け方と家族の中で順位を格下にされない方法をご紹介します。
犬の格付けの見分け方は複数ありますがこれに該当すればあなたは格下に見られている証拠です。
概要
犬が自分のベットで寝ようとする
ハピ
メグ
ハピ
シロ
愛犬と上手に生活を送っていくためには、犬を擬人化せず、犬はイヌという形で扱うことが大切です。
ですので、飼い主のベッドに寝かせるのも控えましょう。
「ウチのワンちゃんはすっごくよくなついていて、私のベッドで寝るのがすごく好きなのよ」
目を細めてこのように愛犬自慢をする方がいます。ところがこれは誤った認識ということになりますね。
犬が自分のベッドで寝ている!下に見られているサインかも
確かに愛犬は非常に可愛いもので四六時中一緒にいたいものです。可愛がって、夜寝るときもベッドでいつも寝ている人もいるでしょう。
または、犬の無駄吠えが多くて外では近所迷惑になるために家の中に入れて、それをきっかけに一緒にベットで寝るようになった人もいるでしょう。
どちらにせよ一緒に愛犬と寝られるということは非常に嬉しいことに思いますよね。
ですが一緒に寝ていると、こんな経験を一度したことがあるかもしれません。
どかそうとすると吠えたり唸ったりする
このような経験をしたことはないでしょうか。
どかそうとすると唸ったり吠えたりするケースは、かなり飼い主を下に見ている証拠です。
威嚇に屈せずに犬をどかし、飼い主がリーダーであることを教えていかなければなりません。
ベットで寝ている犬の気持ち
犬がベットを占領しているときの気持ちはこうです。
ハピ
このベットは俺のもの!昔からずっとここで寝ているしな!
最初は飼い主と一緒に寝ていたけど、このベットは俺のものだけにしたくなったんだ。
だから1回飼い主に向かって吠えてみた。
そしたら飼い主はびっくりして俺に手を出さなくなったんだ。
この家族の中で一番偉いのは俺だ!
あなたのベットを占領している愛犬はこのように考えていることでしょう。
アルファシンドロームを引き起こす原因に
ベットでいつも寝ていると、常に自分の要求が通るので「オレはこの家のリーダーになるべき犬だ」と勘違いしてしまいます。
このままだと、多分その犬は飼い主の言うことに聞く耳を持たなくなるはずです。
こういった症状を「アルファシンドローム(権勢症候群)」と呼びます。
犬は集団生活をしてきた生き物。
集団生活をしている生き物にはもれなくランクがあります。
そして、縄張りのなかでダントツに快適なエリアは順位の一番にいるリーダーが使うものと相場が決まっています。
わかりやすく説明すると、本当なら飼い主が独占すべきフワフワのベッドに犬が潜り込むようになるのは、「ご主人様と離れたくない」「温かいから」と
いうだけではなく、「オレはこの気持ちのよいところにいるべき存在だ」という思いが生まれていることをあらわしているわけです。
犬が人間の場所を定位置と決め始めたら危険
ベッドだけに限らず、ソファーや机の上に登るのも良くない事と言えます。
動物園でニホンザルの集団を見たことのある方ならおわかりだと思われますが、ボスザルの定位置はサル山のてっぺんです。
これはすべてのサルを一望できると同時に、「群れを守る」ボスザルの身分での義務も果たしやすいポジションだからです。
こういったように集団生活を送っている生き物には「高いところにいる個体が偉い」という価値観が存在します。
つまり、ソファーや机の上に乗るようになってしまったのも、アルファシンドロームの前触れだと思ってください。
シロ
犬が自分の方が格上だと思ってしまう理由
犬が自分の方が格上だと思ってしまう原因に関して、一番多い理由としては犬が要求したことが今まですんなりと通ってしまったということにあります。
夜も飼い主と一緒に寝たいと愛犬が擦り寄って来た際に、ベットに入れてしまったがために自分の要求がすぐに通るということを覚えてしまいました。
メグ
散歩でも格上だと思わせてしまう原因が!
犬を散歩させている時に飼い主よりも前を歩かせる行為は、犬が格上だと思わせてしまう原因になります。
飼い主のリードをピンと引っ張って歩いていると「さも自分がリーダーであり、飼い主を率いている気分」になってしまいます。
ハピ
俺がリーダーなんだからついてこい!
こうなってしまったら犬は言うこと聞きません。
メグ
ハピ
俺は今すぐ向こうの川原に行きたいんだ!
散歩で犬に主導権を握らせる前に、犬にしっかりとした散歩の方法やマナーを教えておきましょう。
主導権を取り戻す方法
犬が室内で寝転がっているときに、自分の通路の妨げになっていたことはありませんか?
その時にしっかりと犬をどかして飼い主がその道を通ることができますか?
ここで犬にその場所を譲ってしまうと、そこでも犬が自分に主導権があると思い込んでしまいます。
犬を飼っていく上で絶対的に必要なものは、いかなる場合も飼い主が主導権を握っていることです。
そういった際に、自分の足先でツンツンして犬に「そこは邪魔だよ。」といってどいてもらうことを心がけてください。
主導権は常に飼い主にあるものだと思ってください。
メグ
ハピ
メグ
ハピ
メグ
シロ
- 散歩の時には常に自分が先頭を歩く
- 扉を開けたいときは遠慮せずに開ける
- そこから帰ってきたときに犬より飼い主が先に入る
- ご飯も犬が食べる前に飼い主が食べる
このように日常的な事でも少しずつ意識していくことで、犬に自分の方が、家族内の順位で自分の方が格上だということを教えることができます。
盗み食いは、自分を「ご主人様と同格」と思っている
「盗み食いを阻止するには、椅子をしっかりしまうなど、テーブルに立ちにくくする環境づくりも求められます。
小型犬はあまり跳躍力が無くて、椅子がなければ上がれません。
夕飯の用意を進めていると、ちょっと気を抜いた隙に、犬がテーブルの上に顔を出してメインディッシュのお肉や魚をくわえて逃げてしまうケースがあります。
この現象は、盗み食いという問題行動の一部です。
ですが、だからといって犬を怒鳴るのはお門違いです。
なぜなら、盗み食いを引き起こす原因は飼い主にあることが大半だからです。
「目の付く場所に食べ物を並べない」というのは、犬を室内で飼う際の常識ですが、そうだとしても、朝昼晩のご飯をすべて外食で終わらすというわけにはいきませんよね。
そこで、盗み食いを止めさせるしつけが課題となるわけです。
問題行動に関する記事
そもそも人間の食べ物は与えてはいけない
「ちゃんとやってる」という飼い主でもやりがちなのが、「愛犬がすり寄って来た際のお裾分け」なんです。
飼い主は
- 「いまだけだからね」
- 「ママには内緒だよ」
などと言い逃れを付けますが、犬にそんなニュアンスが伝わるできるわけがありません。
1回飼い主からご飯を分けてもらった犬は、「机の上には格段に美味しいご飯がある」と学びます。
動物の食に関しての記憶は強烈ですし、欲求も顕著です。
そういう理由から、隙あらば盗み食いをしようと企むようになってしまうのです。
食べ物を与えるのは格下になってしまう原因
盗み食いが常習化した場合犬は
- 「オレは飼い主よりも高い立場だから、机の上の料理を食べても当たり前だ」
- 「飼い主より先にご飯を食べることができるのは、オレのほうが偉いから」
と感じるようになり、アルファシンドロームを招くことに繋がります。
なので「たかが盗み食い」とほったらかしにするわけにはいきません。
盗み食いをさせないようには、何が何でもお裾分けをやらないこと。
愛犬家には耐え難いでしょうが、犬を完全に無視してご飯を食べる習慣をつけましょう。
犬の盗み食いが多すぎる!もうどうしようもない?
すでに盗み食いが習慣になっているならばは、ちょっと可愛そうですが、机の上にタバスコ入りのお菓子などを置いておきましょう。
犬は辛いのが大の嫌いですから、びっくりして吐き出すでしょう。
ハピ
タバスコなんかテーブルに置くなよ!
辛いじゃねぇか!
シロ
しつけをしていくと必然的に飼い主の格付も上がる
しっかりとしていくことで今まで家族内の格付の順位が格下に思われていたのが徐々に格上にランクがアップされていきます。
今まであなたが犬に格下に思われていた理由としては、人間が犬にしつけをしていたのではなく、犬が人間にしつけをしているような状態だったからです。
そうです、あの愛犬のかわいいおねだりは飼い主を自分の都合の良いように動かすための飼い犬から飼い主に対するしつけだったのです。
特によくありがちなのは、愛玩犬からのおねだりです。
可愛らしい見た目からおねだりされたら飼い主もなかなかそのお願いをないがしろにすることはできません。そうして犬の要求をのみ込んでいるうちに知らず知らずのうちにその可愛らしい見た目の愛玩犬に服従してしまっている状態になっていることがよくあります。
メグ
しつけと脅しの違い
自分が格下に見られているからといって強く犬に当たることはやってはいけません。
足でチョンチョンと移動を促す程度にとどめておきましょう。しつけは飼い主の要求を促した後、犬がそれに応じてくれたらしっかりと褒めてあげることがしつけに繋がります。
決して、しつけと脅しを勘違いしないでくださいね。
どうでしょうか?
以上の項目に当てはまってはいませんでしたか?
このようなことが日々積み重なっていくことであなたの家族内での順位はドンドン格下になって行きます。
可愛いから、うちの子は行くことを聞くから。というのは間違っている認識の可能性があります。
一歩引いて、自分の立ち位置をしっかりと把握してください。
そして冒頭の状況へ戻ってみると…。
あらら。
またハピ君がメグちゃんのベットで寝てますね。
メグちゃんはどのようにするのでしょうか。
シロ
ハピ
メグ
ハピ
メグ
ハピ
メグ
ごめんね、やっぱりここは人間の寝るところだから自分のところに戻ってね。
でも、ハピ君の寝るところは私の近くにしてあげるから側で一緒に寝ることならできるよ!
ハピ
…。
わかったよ!ご主人様の言うことは絶対だからな!
メグ
メグちゃんもわかってもらえてよかったですね!
ハピ君を自分の寝床に戻す際、急に戻すと不安な気持ちを抱くかもしれないので、近くで寝かせるという対処方法をとりました。
シロ
犬のしつけがうまくできないという人はこちらを参考にしてください。
犬の格付順位を覆し、飼い主がリーダーシップを取るために必要な事が書いてありますよ!
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