犬が問題行動をしたとき、頭ごなしに怒鳴っていませんか?
もちろんそのようなしつけ方法では犬は今後も問題行動を起こし続けます。
ではなぜ叱っても怒鳴っても犬はいうことを聞いてくれないのでしょうか?
叱ってしつけても意味がない理由を解説していきます。
概要
しつけに大声も暴力もいらない
先ほども言いましたが、叱っても叱っても問題行為をずっとし続ける犬もたくさんいます。
その後、飼い主が妥協して、犬の要求を呑んでしまうと、犬の思うつぼになってしまいます。
「しつけでした」
自分の子供を痛めつけている保護者たちは例外無くこう言い訳します。
「しつけでした」
しかしながら、躾けるために暴力や暴言は不要です。
メグ
愛犬が言うことを知らんぷりをするからといって頭をぶっ叩いたり、「コラッ」と大きな声を出して怒鳴りつけて追いかけ回す飼い主がいるのですが、犬にはそれがしつけだと把握する能力はないのです。
特に甲高い声で追いかけまわしたりすると、犬からすればもうしつけどころではなく、こう思うことでしょう。
- こうすると、飼い主が遊んでくれるんだ
- 飼い主と追いかけっこができる
ハピ
このように勘違いし、ますます問題行動は増長していきます。
怒鳴ることがしつけに直結しない理由
メグ
ハピ
うーん。
正直大きな声で怒鳴られても、何を言っているかわかんねぇな。
ですから、基本的に犬は言葉の内容を感情でいうことを聞くわけではありません。
シロ
ですのでいくら大きな声を出したり、しっかり伝えようとして文章はっきり伝えたとしても、犬からすれば飼い主が発する声のアクセントや単語で指示を判断しているので、全くもって意味がないのです。
それに加え、怒鳴って躾をしようとしたとしても犬が怯えてしまうだけで何の解決にもなりません。
犬は言うことを聞かないのは飼い主のしつけ方法が間違っている
ご主人様によっては、「ウチの犬は言うことを知らんぷりをするバカ犬で」と不満をこぼしたりしています。
だけども、それは叱り方や練習の方法を違っているのが原因つまり、飼い主に原因があるということです。
メグ
いうことを聞かない犬に育ててしまいがちなのは、子犬の頃から一緒に育ててきた飼い主さんに当てはまることが多い傾向にありますね。
シロ
犬にはそもそも人間のように意思決定能力がない
意思決定能力がないということは、自分で悪いと思って反省したり、今の未熟な自分を変えて行こうとする気持ちが全くないということです。
つまり人間がコマンドとして教えたことは忠実にできて、周りからはお利口な犬だと言われたとしても、自分のダメな点を自分自身で考えて解決することはできないのです。
大きくなっても躾がなっていない犬の場合は、子供の頃からしつけに対して甘やかされてきたり、言うことを聞かないからといって目を背けてきた飼い主さんに原因があるのかもしれません。
しつけの開始時期
ハピ
なんで子犬の頃から育ててきた飼い主さんにだけ原因があるんだ?
シロ
子犬のしつけ時期は生後2ヶ月くらいから開始するのがベスト
ハピ
シロ
反対に、この時期にしっかりとした躾を受けた犬に関しては、性格の良い飼い主の言うことを聞く非常に良い犬に育つ傾向にあります。
子犬も発育に個人差が出てくるものですから、それに合わせたしつけの時期を飼い主さんが見きわめることが重要となってきます。
怒ってはいけないなら
- お仕置きもすることができない
- 反省させることができない
と思っているかもしれませんが実はそんなことはありません。
飼い主さんのいろいろな対応でしっかりとしつけをしていくことができます
メグ
犬が問題行動をした時には怒鳴っちゃダメっていったじゃん?
じゃあ具体的にはどのようにしつけをしたら良いの?
シロ
犬にとって一番つらいお仕置きは「無視」
具体的に言えば、床に新聞を広げて読んでいたら、犬が新聞のど真ん中に座ったとしましょう(ご主人様の注目を浴びたいための行為で、犬やネコは確実にこれをします)。
こういう場合
- 「邪魔だから、向こうに行って」と犬のお尻を引っ叩いてどかしたり、
- 「コラッ」と怒鳴り付ける
このようにしてはいけません。
「こうすると遊んでもらえるんだ」と犬は学習し、新聞を広げるたびに邪魔しに入ってくるようになってしまうわけです。
こういったときは、グッとこらえて新聞を読み進めるのを控えましょう。
そして、あなたは犬を無視してその位置から立ち去ったり、全然違うことを始めるのです。
メグ
ハピ
メグ
ハピ
メグ
ハピ
メグ
ハピ
シロ
なぜ犬にとって無視が一番のお仕置きなのか
犬は集団生活をしてきた生き物ですから、いかなる時もまわりとコミュニケーションをとりたいと思っています。
それはご主人様だったとしても同じように考えています。
無視されてしまうのは犬にとって何よりもつらいお仕置きとなるのです。
この手法を応用すれば、これ以外の問題行動も抑えられます。
まとめ
犬がわがままを言うのは、飼い主が怒鳴ることにあります。
それにより犬は一時的におとなしくなるか、もしくは遊んでもらっていると勘違いしてしまいます。
一時的におとなしくしてその後かわいそうだからと言って、犬の要求を通してしまうと、犬は今後も問題行動を起こし続けます。
心当たりのある飼い主さんは必ず改善してくださいね。
お仕置きができたら、次はしっかりと叱れる飼い主なりましょう。
叱れる飼い主とは上手に意思を伝えることができる人。
こちらの意思を上手に伝えることができれば、しつけはしっかりと行うことができるのです。
詳しくは次のページで解説しています。
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