犬も人間と同様を過度のストレスがかかるといろいろな病気を発症してしまいます。
ストレスというのは犬にとっても悪影響を及ぼす大敵。
犬は人間と違ってしゃべることができないので迅速な察知が犬の寿命に関わります。
ここでは、一体何がストレスを与えているのか。そしてその解消法はないのか、いくつか挙げていきます。
概要
犬にストレスを与えてしまう原因
狭い場所で沢山の犬を飼う
犬は基本的に外で飼うより室内で飼ったほうが安全面ではすぐれていますが、余りにも狭い室内で犬を飼育すると犬にとってかなりストレスを与えてしまうことになります。
それに加え、その狭い場所で多頭飼いした場合にはさらに強いストレスを与えることになってしまいます。
犬同士でも仲が良い悪いがあります。
お互いが十分自由の利く範囲がないと、喧嘩の確率が上がってしまうのです。
室内犬は安全面でも飼い主と戯れる時間でもすぐれていますが、極端な狭さは犬を不幸にしてしまいます。
メグ
シロ
<<小型犬の場合>>
6畳に3頭程度
<<<大型犬の場合>>
8畳に2頭程度
ハピ
生まれた時から狭い場所で過ごしていれば、そういうものなのかとまだ納得ができる。
だが、急に狭い場所に移されるのはブチ切れだぜ!
シロ
2.飼い主が昼間にいない
飼い主が家にいない、または家族誰も家にいないとなると犬に不安を与え、それがストレスに変わってしまいます。
また、ご主人様の留守は不慮の事故に繋がることもありますので注意が必要です。
さらに、ストレスからのかじり癖がつくこともあります。
そのかじりぐせは、大きな事故につながる可能性もあるので注意してください。
犬の中の縦社会もストレスに影響
犬は群れで暮らします。その中でも犬は上下関係が厳しい社会の中で生きています。
ハピ
シロ!
俺の方が喧嘩が強いから俺のほうが上だよな?
シロ
多頭飼いでのいじめの原因は飼い主の愛情を独占したいということが一番の理由です。
いつも喧嘩をしているのを見かけるのであれば、犬の生活空間を分けてあげることが大事です。
メグ
犬は自分の順位を知っている
犬は賢いもので、家の中で自分の順位をわかっています。
犬にも縦社会がありますので、順位の変動に少々厳しい態度を取る時があります。
例えば、この順位の変動で強く不満を感じる場面で一番多いものは後から飼い始めた犬についてです。
いつもは自分の散歩が先、自分のご飯が先、このような序列で生活していました。
ただ、新しいワンちゃんが現れたと同時に、飼い主の優先順位が新しいワンちゃんの方が上になってしまうことがよくあります。
メグ
子犬はかわいいね!
はいごはんあげる!
俺のごはんが先だ!
俺の方が先にこの家にいたんだ!
ハピ
先にいた犬の方は縦社会を子犬に教えているつもりで怒っているだけなのに、飼い主さんはいつも子犬の味方で余計にストレスが溜まってしまいます。
シロ
飼い主からの虐待
これは犬からすればすさまじく大きなストレスになります。
虐待の原因は完全に飼い主の問題なのですが、意図しない虐待も時には起きてしまいます。
酔っぱらっている時の虐待
これは飼い主さんが虐待した事を覚えていないので一番タチが悪く解決しづらいです。
酒癖が悪い飼い主さんは、知らないうちに虐待している可能性もあるかもしれません。
家庭内の問題なので獣医さんもあまり深くは突っ込めないので、どうしてもそのような状況が続いていくときは、家族が友人やインターネットで募集を募り譲渡した方がみんな幸せになれます。
ハピ
覚えてないなんて最悪だぜ。
本人に自覚が無いことほど怖いものはないからな。
ストレスを与えないことと甘やかすことは全く違う
犬を飼う中でストレスをゼロにするということは不可能です。
極力ストレスを与えないようにして、犬が欲しがるものすべてを与えてしまうという行為はただの甘やかしです。
ストレスを与えまいと甘やかしてはいけない
シロ
例えば、「犬が人間の食べ物を欲しがり、我慢させるのはかわいそうだからと、いつもあげていた」とします。
そして突然犬が体調を崩し、健康食にしなければならない時に、しっかりとその健康食を食べることができるでしょうか。
メグ
あ…。
そこまでは考えてなかった。
人間の食べ物に慣れているなら、絶対に食べないよね。
今更こんなご飯食べれるかよ!
いつもの人間のご飯をくれ!
ハピ
シロ
はい。
このように、体調を崩していても人間の食べ物しか食べないでしょう。
甘やかしは犬に多大なストレスを与えてしまう元凶
このように余らかされた犬は病気やけがの治療時に何らかのトラブルを起こすことがよくあります。
ストレスを与えないように甘やかしていると、このように予期せぬトラブルの場合に、逆に強いストレスを与えてしまうことになります。
シロ
うん。
本来であれば受け入れられる環境の変化にもついて行けなくなっちゃうってことか。
メグ
犬への愛情の注ぎ方を考える
メグ
シロ
はい。
これは人間も犬も同じですよね。
甘やかされて育った犬は、何でも意見が通ると思ってしまうぜ。
いざ、自分の意見が通らなくなったときに強いストレスを感じてしまうようになるんだ。
ハピ
メグ
犬への愛情を一度見直さないといけないね。
良かれと思ってやっていたことが、いつの間にか逆効果になっていることだってあるんだから。
甘やかしはストレスの元。
甘やかしによるストレスは、愛情の注い方を見直すことで、おのずと解決していきますよ。
シロ
甘やかした挙げ句、「自分の要求が通らなくなっていくと、どんどんストレスを感じてしまう」ことは説明しましたね。
早く対処していかなければ、ストレスから抜け毛が多くなったり、病気になってしまいます。
ストレスによる抜け毛や病気についてはこちらをお読みください。
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