犬を飼うことにおいて大切な事は、家中のリスクをとり払うことです。
こちらが十分に注意していても、犬はそれ以上にイレギュラーな行動をする可能性があります。
大変な事故やけがにつながる前に、室内や敷地内にあるリスクをとり払うことで犬の安全を守ることができます。
ハピ
シロ
概要
家の中にある危険性をとり除こう
えっそんなものまで危険なの?と思うことがあるかもしれません。
我々人間にとっては全く害のないものでも、犬にとっては、あらゆる角度で危険になりうるんです。
メグ
あなたの家に潜む身近な危険物についてまとめておくね。
万が一該当するものがあったら、犬のために少し注意してあげて。
洗剤・石鹸
洗剤は流し台の下に置いてある家庭が多いかと思います。万が一犬が流し台の下の扉を開けて口にしてしまうと体に悪影響をおよぼします。
流し台が開かないようにするか、洗剤は上に上げておくことを徹底しておくとよいでしょう。
ごみ箱
ごみ箱には、生ごみや胃では消化され無い固形物など様々な物が捨ててあります。
例えば生ごみが捨ててあると、犬が食べてはいけない玉ねぎやチョコレートが捨ててあるかもしれません。
また、プラスチックの子供のおもちゃなどが捨ててあった場合は、誤飲して喉に詰まらせてしまうかもしれません。
ハピ
子供のおもちゃ
室内で飼っている場合は、小さな子供のおもちゃが部屋に置いてあると思います。
犬が興味を持っておもちゃを口にしている場合に、誤飲してしまうかもしれません。
犬と赤ちゃんを共存させていくには、どちらの安全も確保してあげなければなりませんので、少し手間ですがおもちゃは犬の届か無い場所に置いておきましょう。
殺虫剤・除草剤
殺虫剤や除草剤に注意してください。
除草剤を使ったまま、犬小屋の近くに置いておいた場合、犬が容器をかじってしまうかもしれません。それにより毒物を摂取してしまう可能性がありますので注意してください。
また、室外で飼っている場合、庭の手入れのために除草剤をまいたり、殺虫剤をまいたりするかもしれません。
その成分が庭に残っており、犬が地面や草などを舐めてしまうかもしれませんので、犬小屋の周りはこれらの物を使わないほうが無難です。
たばこの吸い殻
家族の中で喫煙者の方がいると、どうしても吸い殻が出てしまいます。
室内でも室外でも犬がたばこの吸い殻を口にしてしまう危険性があります。
室外ではポイ捨て、室内では灰皿を漁ったりごみ箱をあさったりした場合に口にしてしまうかもしれません。
たばこの吸い殻の処理は徹底しましょう。
タオル
タオルをかじって遊んでいる犬は多いかもしれません。
「タオルの何が危険なのか?」と思うかもしれませんがタオルが危険な理由は、繊維が胃の中に入ってしまい消化不良を起こしてしまうことがあります。
また、洗っていないタオルが放置してあったら、そのホコリが原因で犬がアレルギーを起こしてしまうかもしれません。
風邪薬
風邪薬などの薬品も誤飲してしまうかもしれません。
薬物の大量摂取の危険性はわざわざ書かなくてもわかると思いますので、ここでは書きません。
犬の届かないところにしまっておきましょう。
毒性のある植物
室外犬は外にある植物をかじってしまうことがあります。その時にその植物が毒性のものであったら非常に危険です。
室外で飼っている場合は庭の手入れを欠かさず行いましょう。
- すずらん
- つつじ
- ポインセチア
- じゃがいも
などは代表的な危険なものです。
シロ
ちげーよ!あれは胃腸の調子が悪い時や誤飲したもの吐くために草を食べてんだよ。
犬だって自力で何とかしようっていう気持ちがあるからな!
ハピ
犬が草を食べてしまう理由について詳しくは⇒次回更新
骨
犬は骨をかじるのが好きですが、人間の食事から出た骨、例えば手羽先の骨などを犬に与える場合に、喉に刺さってしまうかもしれませんので骨はなるべく与えないようにしましょう。
骨を与える場合は犬用のものを与えるようにしてください。
小銭
お父さんが帰宅した際、ポケットに入っている小銭をテーブルにジャラジャラと置いている光景を何度か目にしたことがあるかもしれません。
小銭は様々な色をして光っているので、犬からすれば非常に興味を惹かれるものです。
その時に誤飲してしまうかもしれませんので気をつけてください。
塀の隙間
庭で犬を遊ばせていると、塀の隙間に入り込んでしまうことがあるかもしれません。
細いところに無理やり入ってしまうと、出ることが困難になってしまいます。
早めに気づいてあげることができれば良いのですが、夜中に室外犬がひっそりと塀の隙間にハマってしまっていたら朝まで助けることができません。
庭の塀の隙間は通れないようにしておきましょう。
シロ
ハピ
塀
先程は塀の隙間は危険だと言いましたが、実は「塀」自体も危険です。
首輪でつながれている犬が、低めの塀を乗り越えようとしたときに、首輪の長さが足りずに首をつってしまうかもしれません。
すぐに気づいてあげないと大変な事になってしまうのはお分かりですよね。
それだけでなく首をつってしまったら、脊髄の損傷など起こし障害が残ってしまう可能性もありますのでご注意ください。
植木鉢
盆栽や植物を育てるのが趣味な方は植木鉢があると思いますが、植木鉢も危険です。
植木鉢が棚に置いてあった場合、犬が棚に突進して植木鉢を落としてしまうかもしれません。
その時に、当たりどころが悪ければ犬に致命傷を与えてしまいます。
さらに、木が目に刺さるかもしれません。
植木鉢の置く場所にも注意しておきましょう。
乾電池
使用済みの乾電池をうっかり机の上に置いたままにしたことはありませんか?
乾電池に興味を持ってかじってしまうかもしれませんので、使用後は速やかに処理してください。
じゅうたん・カーペット
じゅうたんやカーペットの危険性は、繊維を飲み込んでしまうという事ではなく、アレルギーです。
アレルギー持ちの犬を室内で飼う場合に、こまめにじゅうたんやカーペットを掃除しておかないと、ホコリやダニによってアレルギー症状を引き起こしてしまうかもしれません。
アレルギー持ちの犬を飼っている方はご注意ください。
アクセサリー
外出後にピアスやネックレスを机の上にポンと置いてしまっておくと犬が誤飲してしまうかもしれません。
自分の片付ける場所に速やかにしまってください。
特にアクセサリーは小さいので、犬が簡単に飲み込めてしまう大きさですのでご注意ください。
電気コード
電気コードがコンセントに刺さっている場合、犬がかじってしまうと犬が感電してしまいます。
完全に行動を排除するというのは無理ですので、極力コードをまとめて犬がかじらないように工夫することが必要です。
とにかく犬が口にしそうなものは片付ける
犬は好奇心旺盛ですから、些細な事が大事故につながることもあります。
何気なく家に置いてあるものに対して「これは犬にとって危険があるかどうか」を深く考えてください。
室内で飼っている場合は、必要以外はケージの中に入れておくことをおすすめします。
家の中を自在に走り回れる環境があると、その分犬が事故を起こしてしまう可能性が高くなります。
犬はひろすぎても落ち着きませんし、ケージがあることで自分の場所が確保されていると言うこと認識することができます。
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