メグ
ハピ
ひたすら自分の尻尾を追いかけていますね。
シロ
ワンちゃんが自分の尻尾を追いかけて遊んでいるのはかわいいですよね。
最初は遊びでやっているかもしれません。
ただし、ずっとやり続けている場合はそれが病気のサインである可能性もあります。
概要
尻尾を追いかけるのは病気のサイン?
初めは自分の尻尾を追いかけ回すなんてなんて微笑ましいのなんだと思うかもしれませんが、ずっとやり続けている場合には、強迫神経症を発症していることがあります。
メグ
シロ
メグ
この症状の原因はストレスによるものが一番大きいです。
強迫神経症について
強迫神経症の症状
先程は尻尾を例に出しましたが、他にもまだまだ強迫神経症の典型的な症状はあります。
たとえば、症状の一つとして
- あたりに虫が存在しないにもかかわらず、いない虫を追いかける。
- 皮膚に疾患がないにもかかわらず、ずっと皮膚をなめ続ける。
強迫神経症はこの行動を無理にやめさせようとしてもなかなか辞める事をしません。
シロ
強迫神経症の治療法
強迫神経症の治療法としては抗うつ薬を用いることがあります。
ですがあくまで症状を抑えるだけであって、現段階では病気を根本的に解決することには至りません。
強迫神経症の原因
基本的にストレスの感じ方は人間もそうですが犬もそれぞれ違います。
- 飼い主の過剰なスキンシップ
- 長い時間のお留守番
- 工事の騒音
- 雨の音
- 雷の音
- ノミやダニによる痒み
- 新しい犬や赤ちゃんなどに対してのヤキモチ
原因としては上記のようなことが考えられますが、これらは知らず知らずに与えてしまっているストレスです。
こまめに犬の体調の変化がないかチェックしてあげましょう。
シロ
そうだね。
飼い主側からすれば、すごく愛情を注いでいるつもりだからね…。
それがストレスになっていることもあるのか。
メグ
強迫神経症の対策
強迫神経症の対策として、散歩が好きな人には散歩をしてあげることや運動不足を解消してあげることです。
ここで注意して欲しいのは無理やりの散歩。
嫌がっているときの散歩はストレスを溜める原因になります。
ポイントは犬の大好きなことを思う存分やってあげるということ。
それが結果的にストレス解消につながるからです。
対策を怠り、常にストレスを与え続けると、今度は犬の毛が抜け始めます。
犬も人間と同じで、ストレスから円形脱毛症になったりするのです。
関連記事>>>犬の抜け毛が多いのは病気?ストレスが原因で毛が抜ける
強迫神経症ではないけど尻尾を追いかける場合
子犬の場合
子犬の場合、周囲にあるものは何でも気になります。
そして、たまたま自分の視界に自分の尻尾が入ってきた場合も同じで自分の尻尾がすごく気になるのです。
なので子犬の頃は病気ではなく、遊びでグルグルと回り続けているかもしれません。
成犬の場合
成犬の場合は自分の喜びを尻尾を追いかける事で表すことがあります。
ご主人様が仕事から帰ってきたとき、または今から遊びに連れて行ってもらえると思った時に自分のシッポを追いかけまわして喜びを表現します。
メグ
ハピ
違うに…。
シロ
これらはただ単に嬉しい時や遊んでいるときに尻尾を追いかけ回すのですが、あるときに尻尾を追いかけた場合、強いストレスを感じているの可能性があります。
メグ
シロ
ワンちゃんが嫌と思うときに尻尾を追いかけたら要注意
あなたの犬は何が嫌いですか?
- お風呂
- 散歩
- 病院
- 人の家
犬によって嫌いな場所は様々だと思います。
飼い主さんなら自分の犬が嫌いなものは把握していますよね?
その嫌いなものを実行するときに、自分の尻尾を追いかけた場合、あなたの犬は強い不安に駆られていることを表しています。
これは無理に嫌いなことをさせられているので尻尾を追いかけまわし、そのストレスを発散しているのです。
嫌なことをさせ続けると、尻尾を追いかけまわし、それが強迫神経症につながる結果になるので注意してくださいね。
こんなときにも尻尾を追いかける
お尻に違和感があるとき
上記で説明したように犬が尻尾を追いかけ回すときは、ストレス発散をしているわけではないこともあります。
それはお尻に違和感があるときです。
メグ
ああ、お尻の周りがムズムズするんだよ。
少し痒くてな。
ハピ
メグ
ハピ
シロ
飼い主の関心を引きたい
犬は飼い主の関心を引きたい場合にも尻尾を追いかけ回すことがあります。
この症状を見分ける方法は、飼い主がいるときにだけ尻尾を追いかけまわすので比較的分りやすい行動です。
お留守番している犬の様子をカメラで撮っているなら非常によく分ります。
飼い主が留守の時はこの症状が出ずに、飼い主が帰宅すると突然尻尾を追いかけまわすからです。
室内犬がしっぽを追いかけまわす場合
そのほかには、室内犬が尻尾を追いかけ始めたらよく見てください。
この場合は、犬が家の中にいるため、体を動かすことが出来ず自分の尻尾を追いかけまわしてストレスを発散しているのです。
シロ
要するに
- 最近遊んであげていない
- 散歩に連れて行ってない
その状態の時に室内犬が尻尾を追いかけ始めたら、ストレスを抱えている可能性があるってことだね。
メグ
飼い主がストレスを増長させてしまう
ちなみに尻尾を追いかけまわしているときは犬は興奮状態に陥っています。
急に犬を注意してしまうと、興奮状態ですからさらにエスカレートしてストレスが余計にかかります。
メグ
ハピ君!
尻尾を追いかけまわしてバタバタしないで!
ハピ
シロ
これです。
今まさに余計にストレスがかかった状態です。
強迫神経症への悪循環を断ち切ろう
- 強いストレスを感じてしまい尻尾を追いかけまわす
- 尻尾を追いかけてストレスを発散
- この行為を繰り返す
- 常にストレスを発散していないと不安に駆られるように
このように、日々強いストレスにさらされている犬は、尻尾を追いかけまわして常にストレスを発散しています。
ストレス発散の行動を反復する事で、常に尻尾を追いかけていないと不安な気持ちになってしまうのです。
その不安な気持ちから強迫神経症へと発展してしまうということを覚えておいてください。
シロ
よくやってしまいがちなのは、しつけの際に怒鳴ってしまうこと。
怒鳴ったところで覚えられませんし、ストレスの原因となります。
ここまで読んでみて
- そういえばしつけの時によく怒鳴っている
- 悪いことをすると大きな声を出す
このようなことに心当たりのある方は、うまくしつけができていません。
そこから強迫神経症へと発展してしまうこともあります。
うまくしつけができない場合はこちらの記事を参照してください。
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