子犬を飼い始めた時にはトイレのトレーニングやけがをさせないように抱っこできるようにするなど、飼い主としてやるべきことはたくさんありますが、食事のマナーについても初日からしっかりと教えていかなければなりません。
マナーは初日からですが、食事の時間や回数・フードの種類は2~3日程度までは前にいた環境と同じにしておきましょう。
子犬の時にしっかりと食事のマナーを覚えさせておかないとわがままな犬になったり、食事に集中できずに注意散漫な犬になったりします。
ハピ
概要
ペットショップや里親から引き取るときに食事の状況を聞いておこう
シロ
ハピ
ペットショップではいつものように食べていたものも、新しい家でガラリと食生活が変わってしまったらさらに犬が不安になってしまいます。
子犬を引き取った時は、ペットショップからどのように食事をさせていたのか聞いておきましょう。
- フードの種類
- 量
- 回数
- 時間
最低限これらの食習慣を聞いておきましょう。
そして2、3日はペットショップと同じ食習慣を保ってあげるようにしてください。
ペットショップから引き取る際に同じえさを購入してくるか、分けてもらえるのであれば少量分けてもらうようにしてください。
水に関してはフードとは違い、いつでも飲めるようにたくさん用意しておいてあげてください。
食事をだらだらさせないこと!
特に子犬の時期はなかなか食べなかったり、ご飯を残したまま遊びに行ってしまったりと食事のマナーが身についていません。
初めのうちはしょうがないですが、いつまでたってもそのような状況が続く場合には飼い主に原因があるかもしれません。
あなた自身に当てはまっていないか確認してみてください。
食事を切り上げるタイミング
特に体に不自由がなく健康な子犬の場合は食事を出してから約15分程度で完食するでしょう。
15分はあくまで目安ですので、早い遅いの個性はありますが大体このくらいに収まります。
もちろんドッグフードが中に残っていてもです。
まだ食べたそうにしている場合は、1時間後ぐらいにもう一度ドッグフードを差し出してあげても良いでしょう。
2回目3回目と食べ残しを再び犬の前に出してしまうと、いつでもご飯を食べられると勘違いしてしまうからです。
犬はいつでもご飯を食べられるものだと勘違いしてしまうと、結果的に食事に集中することができなくなります。
本音を言えばご飯を犬の前に出したら2度目は出さないのが好ましいですが、子犬の場合は食べ盛りですのでケースバイケースで判断してください。
子犬の時期にしっかりとメリハリのある食事をできるようにならないと、自分のエサを守るようになってしまい、食事中に少しでも目の前を横切ろうものならすぐに吠えたり唸ったりするようになってしまいます。
この時期にしっかりと食事のマナーを身に付けさせましょう。
子犬が食事を与えても食べないときはどうするべきか
食事を食べない時は、様々な状況があります。
例えばあなたの家に来て1週間前後は、不安や緊張でなかなか上手に食事をとることができないでしょう。
そのような時は「病気なのではないか?」と心配になることがありますが、日中の犬の生活に注目してみてください。
日中犬が元気に遊んでいるようであれば、それほど神経質にならなくても大丈夫です。
時間が経つにつれ、しっかりとご飯を食べるようになるでしょう。
子犬の食べる量について
子犬は胃袋が小さいです。
ですので食が細くてあまりご飯を食べられない場合があります。
飼い主さんが無理なく食べられる量を把握してドッグフードをあげてください。
一日にあげる回数は3回から4回で十分。
1回で食べられる量を3回から4回あげてください。
ちなみに、成長すると食事回数は1日2回で十分です。
ハピ
そうですね。懐かしいですね。
でもハピ君今は食べ過ぎですよ。少しは家計の事も気にしてください。
シロ
ハピ
マナーを意識しすぎて長時間のマテは禁物
飼い主さんでよく勘違いしがちなのは、長いマテができることがマナーの良い犬だと勘違いしている人がいます。
そして食事の前のお預けは当たり前だと思っている方も非常に多いのが現状です。
ですが、考えてみてください。目の前に食事を出されて長い時間待てをさせられるのは人間からしても苦痛ではありませんか?
- 主従関係の確認
- しつけやわがままな犬にさせない
と言う点では重要です。
ですがあまりに長い時間のマテは犬にとってストレスを与えるだけなので注意してください。
特に子犬を家に連れて来てまだ間もない頃は、不安でいっぱいなので余計なストレスをかけさせないようにすることが重要です。
ハピ
ね?分りますか?こんな犬になってしまいますよ。
ですので長時間のマテにだけはご注意くださいね。
シロ
ハピ
シロ
ハピ
子犬の食事のマナートレーニングの全手順
手順1 食事を用意する
何回も言いますがこの時に注意して欲しいのが、長く待たせないことが大切です。
食事を目の前にして待たされることは非常にストレスなので、待てをさせても良いですが短い時間にしましょう。
手順2 食べ始めたら見守る
犬の個性によって食べるスピードに早い遅いがありますが、だいたい15分を目安にして食器を片付けるかどうかを判断しましょう。
食べ盛りの時期に「食べさせない」というのも成長に関わりますので、その場合は1時間後に再び引き上げた皿に入っているドッグフードを与えてください。
先程も言いましたが「いつでも食べられる」と勘違いしてしまうため、これは1日1回、できればやらないほうが好ましいです。
手順3 食べ終えた片付ける
食べ終えたら速やかに食器を片付けましょう。
食器で遊ぶと、「下に置いてあるものなら何でも遊んで良い」と思い込んでしまうことや、長時間放置してある皿を舐めてしまった場合に衛生上も良くないからです。
子犬の食事のマナーとしつけまとめ
子犬に食事のマナーを教える際に重要な点を簡単に言うと「食事のメリハリ」が一番重要なポイントです。
子犬の時にしっかりと食事のマナーを教えておかなければ、食事中に唸る犬になってしまいます。
初めが肝心ですので、しっかりと上記で説明したことを守って子犬に食事のマナーを教えてあげてくださいね。
子犬をしつけする際は、家族全員で行うことが必須条件。
食事のマナーはもちろんですが、トイレやその他の生活においてもしっかりと躾しなければなりません。
ですが、家族全員でしつけを行うと、どうしても人それぞれ言うことが違ってきてしまいます。
そのような事を防ぐために家族全員でしつけのルールを統一しておきましょう。
次のページでは、犬をしつけする時に重要なルールについて説明します。
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