犬を飼い始める、または飼い犬がイマイチ自分たちの言うことを聞いてくれないと思うのであれば、それは家族間でしっかりとしたルール決めがされていないのかもしれません。
犬をしっかりと教育していくのであれば、家族としっかりとルールを決めて、「犬に対する発言を統一」していかなければなりません。
概要
犬の教育は家族全員でやるべき理由
しつけは犬を飼いたいと言い始めた人がすべてやるのではなく、犬を飼う家族全員でするものです。
そもそも犬を飼い始めるということは、犬を飼う前に気持ちの準備を!でも解説しましたが、家族全員の承諾を得ていると思います。家族1人に誰か反対者がいれば犬にもその家族にもストレスがかかるのであまり良い環境とは言えません。
犬を飼うことに承諾を得ているのであれば、もちろん犬の教育にも参加してもらいましょう。
理由その1 言うことを聞けない犬になってしまう
犬の教育は家族全員でやるべき理由とは、犬と一緒に生活していれば人間が犬に対して注意やコミニュケーションを幾度となく取っていくこととなります。
犬と接していく中で、様々な場面があると思いますが、家族全員が犬に対して言う内容がバラバラだと、不安な気持ちを抱いてしまいます。
犬が少しでも不安な気持ちを抱えていたら、安心して毎日を過ごすことができませんし、家族の誰を信じて良いのかわかりません。
つまり、言うことを聞かない犬になってしまうのです。
言うことを聞かない犬になってしまうという事は、自分がその家のリーダーだと思い込んでしまう原因にもつながります。
昨日は良いって言ったのに今日はダメなのか…。意味がわからねえ…。
もう誰の言うことも聞かねえ!
誰のいうことも聞かない俺がリーダーだ!
ハピ
理由その2 愛情が飼い主の誰かに偏る
犬を飼う上で、トイレや犬のエサやり、散歩いろいろなお世話を家族の誰か1人に任せてしまうと、犬は自分のお世話をしてくれる家族1人に対してしか愛情を持ちません。
そうなってくると例えば、犬の前をいつもお世話をしない家族の人が横切るだけで吠えるようになったり、噛み付こうとしたりするようになってしまいます。
つまり愛情を持たれていないので敵だと判断されてしまうのです。
毎回毎回飼い犬に敵とみなされていたら、これから同居していく上で先が思いやられます。
ハピ
あ、いつもお世話をしてくれないパパ。
すなわち敵!!
ガルルルル!ワンワン!!
シロ
理由その3 犬の混乱を招く
犬と同居するなら、たとえ毎日お世話をしない家族でも、犬を可愛がりたい時も出てくるかもしれませんし、さらには自分の気に入らないことがあれば、理不尽な注意をするかもしれません。
いつも教育に参加していない家族が横から口出しをすると、犬が混乱してしまいます。
「アレはよかったのにこれはダメ」このような事を招く原因に。
犬を飼う上で家族全員が教育に参加しなければならない理由はこれらにあります。
しつけの際に注意するべきこと、しないことを統一して、家族全員で教育しなければ犬との同居は少し難しいものとなってしまうのです。
そのままでは自由気ままなワガママ犬になってしまう可能性大。
とにかく犬を飼う上でやらなければならない理由はしつけの方針をしっかりと決めるということです。
具体的なルール決めの方法4つ
1.気分に応じた対応は絶対にNG
その日その日の気分で犬を注意することはやめてください。最初に決めたルールを一貫して守りきることはしっかりとした犬に育てるための必須条件です。
時には可愛さ余って家族全員で決めたルールも
- 「今日だけはいいか。」
- 「今回だけね。」
と、人間ですから気分によってこのようになってしまうこともあるかもしれません。
「いつもしつけをしているから、今日だけは少し甘やかしてあげよう。」と飼い主の配慮もあるかもしれませんが、ここは心を鬼にして一貫してルールを守るようにしてください。
そうなってしまうと上手に犬との信頼関係を構築することができません。
2.一番は家族主体であること
犬は非常にかわいいもので優先的にしてあげたいということもありますが、一番は家族主体であることです。
犬を家に迎えても「家族主体であることは変えない」というルールを決めておくと言うことも必要です。
主導権は人間にあると言うことを幼い頃から教えてあげることも良い犬に育つ条件です。
3.しつけの言語は統一を
ルールを統一すると言っても、行動だけではなく言い方も統一する必要があります。
家族の1人が「ヨシ」と言っていてもその他の1人が「OK」などと言ってしまうことです。
このような言い方をしてしまうと、犬は1つの行動に対して2つの言葉を覚えなければなりません。
人間と違ってやはり学習能力は低いですから、言い方も統一してあげるとスムーズにこちらの気持ちが伝わるようになります。
4.しつけの言葉は短めに
例えば、いけないことをした場合に飼い主として言うことは
- やっちゃダメだよ。
- それはいけない。
- ダメ。
- NO。
などが挙げられます。
この中で犬にとって一番良いのは「ダメ」もしくは「NO」という言葉です。
「それはいけない。」という言葉は犬からすれば非常に長く感じます。
こちらの気持ちをスムーズに伝えるためには言葉は短めにすることに決めてください。
もちろん家族全体で統一するようにしてくださいね。
上記のルール決めの4つは、あくまでも例えです。家族によって何パターンもルールはあるでしょうし、効率的に教育を行っていくためにその都度家族と会議していく必要があります。
あなたの家族にとって、犬も気持ちよく教育できるように最適なルールを決めてあげてください。
何度も言いますが忘れてはいけないことは統一性です。
家族とのルール決めまとめ
子犬を家族に迎える際、いきなりハードルの高い要求をしてしまっては、犬にとってもストレスですし、こちらが要求したことに対して答えてもらえないストレスも大きくなってしまいます。
ですから、初めは無理のない程度のルールで構いません。
もちろん大前提として、家族とルールの統一がしてあるということは必要です。
ルールは家族全員統一。
これめちゃくちゃ重要です。
犬の教育のルールの統一は、早ければ早いほど犬にとってもあなたにとっても良いことですよ。
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