犬を上手にしつけたいのであれば何が必要だと思いますか?
- おやつ?
- やさしさ?
もちろんそれらも必要です。
それに加えて必要なものは、上手な褒め方・叱り方をする必要があります。
その理由としては、犬は褒められると自ら率先して行動起こすようになるからです。
人間だって人に褒められたら頑張ろうと思いますよね。
犬だってそうなんです。
概要
上手な褒め方叱り方について
叱るときの基本
まずは叱るときの基本から。
基本的に叱るときは短く叱りましょう。
人間だって長々と叱られるのは嫌ですよね。
確かに悪いことをしたら叱られるのは当然ですが、長々と説教みたいなことが続くと次のやる気を失ってしまいます。
いたずらに関しては当然叱ることも必要ですので、その際は短くしかるようにしましょう。
当然いたずらをはじめ、噛みグセ等は叱らなければなりません。
物を噛む癖は、叱ることも大事ですが、便利なアイテムを使って噛みグセをやめさせることもできます。
メグ
シロ
しつけやコマンドができないときは、叱らないほうが好ましいです。
失敗しても否定的な言葉より、肯定的な言葉をかけてあげるようにしましょう。
詳しくは後述しています。
褒めるときの基本
犬が1つ物事を達成できたら、たくさん褒めてあげましょう。
どんな小さなことでもいいです。
たくさん褒めてあげましょう!
褒めれば犬も自信がつきます。
自信がつけば自然と意欲が湧いてきますから。
では上手な人の伸ばし方の基本である「短く叱り、たくさん褒める」ということを忘れずに以下の説明を聞いていてくださいね!
否定するよりも肯定を
犬も人間と同じで失敗を否定されて良い気持ちにはなりません。
「あれはダメ、これはダメ」と悪いことばかりを教えられるよりも、肯定的な意見を述べるようにしましょう。
犬も飼い主の言葉の語気で、機嫌を把握することができます。
否定をしない方が良い理由
犬は否定されると次の行動を起こす意欲を失ってしまいます。
裏を返せばほめられたら伸びると言うことです。
そして、犬の特性として褒められた行動を記憶します。
- 机の脚をかじるのはダメ
- 向こうに行ってはダメ
というしつけよりも
- ぬいぐるみを噛んで遊ぼう!
- こっち側に来て遊ぼう
というしつけのほうが、犬も素直に言うことを聞いてくれるようになります。
ハピ
可愛いからといってワザと失敗させてはいけない
子犬を飼い始めたばかりの時は、特に可愛いく感じるものです。
かわいいからといって、しつけをしている際に、わざと犬が失敗するように仕向けるのはやめましょう。
中には「かわいいから怒ってみたい」と思う方もいるかもしれません。
そうすることで飼い主は自己満足で満たされるでしょう。
ですがそれは子犬を傷つけてしまう行為。
絶対にやめてください。
犬にこちらの感情を上手に伝える方法
犬が上手にコマンドをできたとしても上手に褒めてあげることができなければ犬はうれしく思いません。
反対に叱る時も、こちらの意思を上手に伝えることができなければ、遊んでしまうことだってあります。
そのためにはこちらの意図を上手に犬に伝えなければなりません。
今は褒めているのか、それとも叱っているのか。
では、どうすればこちらの意図を上手に伝えることができるのでしょうか?
そのために犬は言葉で理解しているのではなく、発音と音程でコマンド認識しているということを飼い主が覚えておかなければなりません。
つまり犬は、飼い主の声のトーンで、今は褒められているのか怒られているのかを判断しているのです。
怒るべきところで、甲高い声で注意していたら遊んでいると勘違いしてしまいます。
そうなると、やってはいけないことを繰り返してしまういたずらっ子に…。
さらには主従関係において飼い主のランクがしたとみなされてしまい、格下だと思われてしまうのです。
そうなるということを聞いてくれなくなるので、感情を伝える際のトーンには注意してくださいね。
叱る時は低い声で短くを徹底すると犬に伝わりやすくなります。
たくさん褒めて伸ばしてあげることも大切なのですが、状況によっては叱らなければなりません。
そのためには飼い主が声のトーンを調節して上手に伝えてあげないければならないのです。
さらに褒めたり叱ったりするタイミングを、飼い主が調整してあげるのも非常に効果的です。
メグ
上手な褒め方や叱り方って、どうやってこちらの感情をうまく伝えるかなんだね。
感情だから、一方通行になりやすいから気を付けないとね。
シロ
そうなんです。
感情をうまく伝えるためには、飼い主の声のトーンが全てと言っても過言ではありません。
ハピ
忘れちゃいけないのは、叱ったり褒めたりするタイミング!
行動の5秒以内が目安だ!
詳しくは下で解説しているぜ。
褒めるタイミングと叱るタイミング
犬に対して褒めるタイミングや叱るタイミングは行動が起きてから5秒以内と考えてください。
その理由は、犬は自分のアクションを長い時間覚えておくことができないからです。
時間が経ってから褒めたり叱られたりすると、
- なぜ褒められているのか
- そしてなぜ怒られているのか
を理解することができないのです。
このタイミングのズレは犬の混乱を招いてしまいますので、5秒以内を心がけてください。
もちろん犬が行動をしている最中に声をかけてあげるのも効果的ですよ。
叱ると怒鳴るは全く違う
- 叱るは、犬がダメな行動をしたときに犬の行動を正してあげるもの。
- 怒鳴るは、飼い主が感情に任せて大きな声を出してしまうもの。
先ほど、「上手な叱り方」でも説明したようにうまくこちらの意思を伝えるのはトーンは低く時間は短く叱るのがベストです。
感情的に怒鳴ってしまうと犬の気持ちが混乱してしまいます。
そして怒鳴ったとしても、それはしつけに何のメリットもありません。
また、少しでも余計な行動をしようものならすぐに叱る事はやめてください。
これは犬がこのように思ってしまうからです。
「どうせ叱られるんだから、余計な行動起こすのはやめよう。」
このように犬が思ってしまうと、コマンドを覚える事はおろか、しつけをすることが不可能になってしまいます。
無気力状態になってしまうだけでなく、臆病な子にもなってしまうのです。
その結果、異常に人を怖がるようになってしまいます。
もちろん体罰なんてもってのほかですよ!!
褒められる事は最高のご褒美
犬はおいしい餌をもらうこともご褒美ですが、家族から褒められることも最高のご褒美だと感じます。
上手に褒めるコツは先ほどお伝えしましたね。
- 褒めることが上手にできれば、しつけもうまくできます。
- しつけがうまくできれば、飼い主にまた褒められ、犬の気力も湧いてきます。
さらに飼い主が上手に褒めることができているのであれば、犬は叱られたら、その次上手にできれば褒めてもらえることを知っています。
上手にこちらの意思を伝えると言う事は、犬にとっても飼い主にとっても良いことばかりなのです。
- 上手な叱り方とは「時間は短くトーンは低く、なるべく肯定的に」
- 上手な褒め方とは「小さなことでもよく褒め、トーンは明るく」
- 叱ると怒鳴るは違う
- それらをうまく伝えるには行動の最中や5秒以内
- 感情を伝えるにはトーンが全て
上手に褒めることができていない方は、上記で説明したことを実践してみてください。
今まで以上に犬との絆が深まる結果となりますよ。
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